魂の鼓動

スピリチュアルセラピスト / カイロプラクター / 画家  トーマスりか のブログ

国際平和美術展の絵画制作の工程(写真)

さて今日は、国際平和美術展の絵の制作工程について。

昨日の時点では、今日は美術展開催中の写真を色々載せる予定でしたが、

よく人から

「どんな順番でどんなふうに描いていくの?」

「画材は何を使ってるの?」

などと、

制作の工程について質問されることがとても多いのを思い出しました!

制作の途中で写真を時々撮っていたので、

今日は、

それらを解説付きで載せていこうと思います♪

 

【直感で選んだ紙と額】

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絵を描き始める前に、まず紙と額を買いました。(普通は完成した絵に合わせて額を選ぶので、額は最後だと思いますが。)

紙は、何十、何百種類とある紙のサンプルから、紙質や色合い等の詳細は全く見ずに、直感だけで選びました。そこで選ばれたのは、何故か粗目の高級紙。

私が描こうとしていたペン画は、粗い目(表面が凸凹している)の紙よりも細かい目(表面がツルツルしている)の方が合っているはずなのに、何故!?と疑問が。

そして額も、箱に入った状態でズラリと並んだ額の中から、これまた中身は全く見ずに直感だけで選びます。

中を開けて見た瞬間、実は「え〜この額ヤダ!」と思ってしまいました。こういう西洋のお城風(?)の額、もともと私の趣味じゃないし、今回の国際平和展の国外開催地であるインドの雰囲気とも合ってないし…。

でもどうしても紙も額も「これだ!」という感覚がくるので、心配しながらしぶしぶ買ったのです…。

 

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きゃ〜、大きい。そして、重いぃ…。この大きな額を買ったのは、まだまだ寒い冬の時期でした。もうすっっかり過去の思い出です。

 

【絵専用の机・椅子を購入】

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絵のサイズが大きいので、家に元々あった机だと紙全体が乗らずにはみ出てしまい、そうすると紙が折れたりなどトラブルの危険が。なので、ロンドンの展示会の絵を描くときには床で描いていたのですが、長時間かがみながらの体勢は、なかなかきついのです。

そこで今回、思い切って絵のための大きな机と椅子を購入しました!

奥にいるのは我が家の長女(よもぎ)、次女(きなこ)。家ではゲージを開けて開放している時間が多いです。絵を描いている時も時々肩や手に乗ってきて、嬉しそうに私の邪魔をしてました。笑

 

【ペンを複数本用意】

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大きな絵を描く時には1本では足らないので、それぞれ2、3本ずつ用意しておきました。

ペンで描いたと言うと、必ず聞かれるのは「何のペンを使ってるの?」という質問。

答えは、じゃーん!コレ↑です。夢がないかもしれませんが、どこにでもあるごく普通のペンを使っています。黒の細いペンは、いつもこのメーカーの0.38mmです。

実は絵画用の専用のペンもいくつか試したのですが、(私が素人のせいか)高い割に普通のペンとの違いがいまいち分からなかったりで、結局一番描きやすい普通のペンに戻りました。

 

【ペンで描いていく】

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中心から少しずつ。頭の中に浮かんで来る線や模様を、1つ1つ紙に描き出していきます。

粗目の紙なので、慎重に描いているつもりでも、どうしても線が歪んでしまいとても描きにくかった…。でもそのお陰で、歪みを利用した新しい模様がいくつも生まれたのと、手で描いたならではの自然な歪みのある線になったので、今は粗目で良かったと思っています。

中心部をここまで描いた段階で、その外側には何を描いていったら良いのか…、頭に浮かんで来る映像がこのときはどうも鮮明ではなく、試しに手に持った鉛筆を自動で動かしてみました。この写真ではその鉛筆の線が、ペンの絵の周りにうっすら描かれていますね。

不思議ですが、この絵は私の頭が考えてたのではなく、確実に「見えない誰かに描かされている」と感じています。

 

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自動で描いた鉛筆の線の跡を見て、きっと花びらだ!とわかりました。ペンできれいに上描きしていきます。ここまで描くと、絵から何やら独特の強いエネルギーを感じるようになりました。

ここまで描き終えた後、そのさらに外側についても自動で鉛筆を動かし、形を捉えていきます。

 

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何やら不思議な形が出来上がってきました。不気味な絵にはしたくないのに…と、けっこう不安になってきた頃です。でも、絵から感じるエネルギーはどんどん増してきているので、誰かのイメージ通りにはちゃんと描けてるんだろうな〜と思いながら。

この後は、頭に浮かぶ映像通り斜めに伸びる黒い形も追加していきました。かなり怪しい絵になってしまいそうで、人に見せられる作品にならなかったらどうしよう…と、ここでもかなり怖い気持ちで描き進めたのでした。

そう、私が絵を描いている間って、けっこうこんなふうに不安になることも多いのです。自分との戦いでもあります。

 

【色を塗っていく】

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色は、「この色だ!」と色がパッと頭に浮かんできた部分から、場所や順序は決めずに少しずつ塗っていきます。画材は色鉛筆とアクリル絵の具を使いました。

 

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背景が藍色…?合うかなぁ…??これも恐る恐るでした。

 

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完成〜〜!!!

背景の色全体を深めると、絵が際立って見えるようになり、全体にもまとまりが出ました。

そして意外にも、最初にあんなに嫌だった額とこの絵がピッタリ合うことに気付きます。

仕上げは、これまた直感だけで選んだ藍色のマット紙と一緒に額におさめ、そうして全てが完成です!

梱包して美術展を主催する会社に配送したら、あとは開催日を待つのみ!ドキドキドキ…

 

 

工程についてはこんな感じです。

なんとな〜く、お分かりいただけましたか?

次回は、いよいよ国際平和美術展開催中の写真を載せていきますね (^.^) ♪