デザインフェスタに出展して学んだ6つのこと
週末『真夏のデザインフェスタ』に出展し、
今やっと落ち着いたところでそれを振り返っています。
ギリギリになってしまった準備はかなり大変でしたが、
出展してみたらもう終わっちゃったのか…と名残惜しいくらい、
楽しく充実した時間でした。
今回のデザインフェスタでも、
経験してみなければ分からない!という気付きが沢山ありました。
今後イベントに出展する人への何かヒントになればとの思いもあり、
その気付いたことをいくつか挙げてみようと思います(^^)/
1.イベント出展は基本赤字。「売る」よりも「宣伝効果」を期待しよう
私が今までイベント出展したのは、
2年前の『學展(デザインフェスタの学生・アマアチュア版イベント)』と1年前の『かさこ塾フェスタ』。
(かさこ塾フェスタの時に用意した商品はポストカードくらいで、
ヒーリング等の材料費のかからないスピリチュアルのサービスをメインにしていたので置いておくとして、)
學展と今回のデザインフェスタは、
絵に関した商品を並べての出展でした。
その結果、
収入に関して言えば、
出展料や材料費とそれにかけた仕事料には、
到底見合わない少ない額しか得られず。
少し具体的に言うと、
學展の時には個人で出展し、
・2日間の出展料
・テーブル・椅子等のレンタル備品、
・配送費
・交通費
・商品やレイアウト作りのための材料費
を合わせると、
約10万円かそれ以上でした。
けれども売り上げは、
150円のポストカードが数十枚といくつかの雑貨が売れた程度で、
出費の半分も得ることができませんでした。
これはきっと初心者の私だからだろうとずっと思っていたんですが、
今回一緒に出展した皆さんの経験を聞いたり周りのブースを見渡したところ、
どうやらそれは私だけではなく普通のことらしいということを知りました。
(もちろん中には黒字の方もいると思いますが。)
今回はグループ出展なので、
出展や備品にかかるお金は人数で割って抑えられたものの、
イベント自体に集まるお客さんがそもそも少なかったのもあって、
売り上げは前回の學展に出展した時以上に少なかったです。
なので物を「売る」ことより、
人々に自分の名前を知ってもらうとか、
お仕事関係の人の目にとまるとか、
あくまで「宣伝」の場として考えた方がよさそうです。
そのために名刺や宣伝用の冊子などの用意は、
必ず必要です。
(実際、
すでに一緒に出展した方の何人かがお仕事関係の人から連絡をもらったそうです。
私もデザインフェスタに来場した方なのかはまだ定かではありませんが、
連絡をいただきました♪)
2.イベントの客数・客層の事前情報を
今回のデザインフェスタ、
一番驚いたのは来場するお客さんがとにかく少なかったことです。
私は今までもお客さんとしては何度か遊びに来ていましたが、
デザインフェスタはとにかく人がいっぱいでこったがえすイメージ。
それが予想していた半分もお客さんがいない状況だったので、
拍子抜け〜。
どうも昔から恒例の春と秋にも開催されているデザインフェスタと比べ、
最近開催され始めた夏のデザインフェスタは認知度も低いのか、
出展者も来場者もかなり少ないようなんです。
イベント自体のお客さんが少ないと、
当然売れる数も少なくなります。
もしもあらかじめ少ないと分かっていれば、
用意する商品の数を抑えて、
無駄なお金と時間や労力を使わずにすむかもしれません。
もう1つは客層です。
デザインフェスタには何度か来ていたのでなんとなく予想していましたが、
出展者側となって改めて見てみると、
年齢層がとっても若い!
一見した所、
10代でまだ親にお小遣いをもらっている頃だよね〜というふうに見える人もすごく多かったです。
そんな子達にとっては、
きっとたったの100円でも貴重だろうし、
部屋に飾る額入りの絵なんかはきっと買わないし…ということで、
お客さんに合わせた商品や値段の設定が大事。
そのために来場するお客さんの情報を、
事前に得ておく必要がありそうです。
3.集客には、客層に合った商品の他、ブースのレイアウト、コミュニケーションが大事
今回はお客さんが少なく時間に余裕があったので、
他のブースの様子もよぉく観察することができました。
そこで分かったこと。
まずは当たり前ですが客層に合った商品が売れている!ということ。
今回なら例えば、
値段の高い立派な芸術作品よりも、
100円で買える可愛いイラストの缶バッジの方に人が殺到していたとか。
それから、
無数にあるブースの中に埋もれない、
遠くからでも目を引くようなレイアウト。
そして立ち止まってくれた人をさらに引きつけるコミュニケーション力。
これらで差がつくというのが、
お客さんの集まるブースを実際に観察してよく分かりました。
4.準備期間を充分に持つ
これは当たり前すぎてあえて書く必要があるかなと少し悩みましたが。
やってつくづく感じたのは、
ブースや商品作りにはセンスの他、
準備期間がとにかく必要ということです。
当たり前ですが、
ブースや商品の質は、
準備にどれだけ時間をかけられたかに比例しますよ!
…と、
ギリギリになって睡眠時間を削り、
やっとの思いで準備した私より。苦笑
偉そうに言えませんが、
皆さんは是非時間に余裕をもって、
じっくり策を練りながら準備してくださーい。
5.気の合う仲間
当たり前ですが、
これは本当に大事なことですね。
皆さんもきっと想像できると思いますが、
仲間次第でそのイベントを楽しめるかどうかが恐らく全く変わります。
今回グループ出展したメンバーは当日が初対面という方も多かったんですが、
どの方も驚く程いい方ばかりでした♡
同じブースで出展したビューン ヒロミさんとも、
ほとんど初対面にも関わらず、
まるで姉妹かのように全く気を遣わないし話もピッタリ!
フェスタの開催時間11:00〜19:00。
この長丁場を2日間穏やかにこなすためには、
気の合う仲間が絶対に必要です!
6.自分の活動について
これについては、
ここでは語りきれないですが。
今回イラストレーターの方達と一緒にグループ出展したのもありますが、
まず自分が画家なのか、
イラストレーターなのかという位置づけをもっとはっきりさせるべきかなと思いました。
お仕事関係などで声をかけてくださる方もそれに答える私自身も、
画家とイラストレーターがやや混同してしまっていて、
話がまとまりにくい感じがありました。
また並べた絵を客観的に眺めてみると、
今まで描きためてきた多くの絵に対して、
「これはもう今の自分ではないな。」
という違和感を持ちました。
これらはもう過去のものであって、
今の自分の作品ではない。
本気で望んだ国際平和美術展の経験があったからかもしれませんが、
これから、
今の自分を表現した絵をどんどん生み出していく必要があると、
衝動にかられる思いになりました。
こんなふうに、
イベントでは自分の作品を客観的に見られるいい機会にもなりますよ。
と、
こんな感じです(^^)
この記事が、
デザインフェスタに限らずですが、
何かのイベントにこれから出展しよう!
と考えている初心者の方達の参考になれたら幸いです♪
あ!
当日の色々な写真は、
今日は長くなってしまったので次に載せることにします〜☆
8/5・6『真夏のデザインフェスタ』に出展します!
国際平和美術展を終えたところで、
次は今週末8/5(土)・6(日)に東京ビックサイトとで行われる『真夏のデザインフェスタ』に、
イラストレーター女性8人でグループ出展します!
私は普段イラストレーターではなく画家として活動していますが、
今回はたまたまイラストレーターの方からお誘いをいただき出展することになったので、
イラストレーターのブースでの出展です♪♪
「デザインフェスタって何?」
よく聞かれる質問ですが、
クリエイターさん達はよく知っている、
超大規模フリーマーケットのようなものです。
今週末のデザインフェスタで予定されている出展ブース数はなんと2000!
出展者数は6000人だそうです!!
東京ビックサイトの広〜い会場で、
とにかくスゴイ数のクリエイターさん達が集まり、
自分たちの作った様々な商品を並べます。
私達イラストレーターのグループは、
猫をイメージキャラクターにしています。
商品は猫に限りませんが、
8人それぞれの個性が光るイラストの様々な雑貨が、
賑やかに並びますよ!
展示ブースは3カ所に分けて出展します。
来られた方は是非3つのブースとも遊びに行ってみてくださいね。
私達のグループのHPはこちらです。 ↓↓
【日時・会場・料金の案内】
【出展ブースの場所】
※ 私の出展ブースは[東4 5 6エリア D-137 138]です。
私が出品する予定のものは、
絵はがき、
レターセット、
紙小箱、
缶バッジの他、
ダウジングチャートやチャクラカードといったスピリチュアルグッズも。
今慌てて準備を進めているところですが、
そんなタイミングで息子の体調不良等色々が重なってしまい、
正直どこまで商品作りが追いつくか…という状況だったりします。
もう開催日が目前に迫ってきてしまっていますが、
パニックにならないよう自分を落ち着かせながら、
とりあえずできるところまで頑張って準備していきます!(^^:)
(予定していた商品の準備が間に合わず並べられないこともあるかもしれませんが、
その場合はお許しください〜。)
デザインフェスタのために描いた猫の絵。こちらの絵は当日ポストカードにして販売いたします。
和気あいあいのイラストレーター女性8人で、皆様のご来場を笑顔でお待ちしています!
今週末です!!
ご都合のつく方、是非お越し下さいね〜(^0^)/
国際平和美術展開催中の様子(写真)
さて今日は、国際平和美術展開催中の写真を載せていきます。
考えてみたら、国際平和展最終日から、もう一週間経つことになります。
早いですね〜!
開催中にわざわざ美術展までご来場くださった多くの皆様、また来場できなくても陰ながらちゃんと応援してくださっていた方々、本当にどうもありがとうございました!!
お一人お一人のお気持ちが、心に染みました。
皆様からいただいた力を原動力に、これからも画家として活動を続けていきます!
ではでは、写真で開催中の様子をご覧ください。
【出展した作品】
タイトル:『花の惑星』
サイズ:P20号(727×530mm)
画材:ペン、色鉛筆、アクリル絵の具
額におさまり展示されている様子です。額のデザインは写真だと分かりにくいですが、4隅と各辺の中央に細かい立体模様が入っています。
この絵に白い額と紺色のマット紙、斬新な組み合わせ!ともよく言われましたが、額まで含めて1つの作品と言えるような不思議な一体感がありました。
作品と一緒に、出展者1人ひとりからの想いのこもった平和へのメッセージが添えられています。
平和とは何か、そのためにはどうしたらいいのかを考えさせられます。
【展示の様子】
会場には200点程、それぞれ異なる作家さんの作品がズラリと並びました。それぞれ全く違った芸術の世界。人の頭の中や見える世界はこんなにも違うんだということが、よく分かります。
さて、私の絵はどこでしょうか〜?(^^) (※下の写真 ↓ に私の絵は写っていません。)
個人的にはこの写真の左手前の白菜の絵が、繊細で細やかであったかみがあって、好きでした。
【息子と一緒に】
息子に汚されたり壊されたりしないようにと、家では完全に隠しながら1人で描いていました。なのでこれが息子へ初お披露目の瞬間です。
「これお母さん が描いたんだよ、分かる〜?」(分からないだろうなぁ。笑)
分かっていなくても、やっぱり息子に見てもらえたことはすごく嬉しかったです。
【レセプションパーティー】
近くのホテルで行われたレセプションパーティー。美味しいお料理のフルコースでした。
夫が仕事でいなかったため、息子と2人での参加。周りに迷惑かけずに大人しくしていられるか、内心ドキドキの参加です。
全国から100名程の作家さんやそのご家族などが集まりました。貴重な交流の場となり、ある方からは近々別の美術展に一緒に出展しましょう!とお誘いもいただいたり。同年代はとても少なく、ベテランと言えるような年上の方が多いのに驚きました。
インド舞踊!本当にキレイでした。
今回出展した絵が、これからインドまで旅をしに行くんだなぁという実感が湧いてきます。インドでの国外展は、11月に開催です。
西洋の文化が尊重されやすい現代ですが、発展途上国も含め色々な国に関心や交流を持ちながら、世界がもっと平和になっていったら…と、本当に思います。
息子は乾杯前に1人でお茶を飲み始め、しぃーんとした会場で「おかわり〜♪♪」を連発するところから始まりました。先行き不安…!でもその後は食べ物に集中して食事をモリモリ。大きな音響に泣いてしまわないかとスタッフさんに事前に心配されたインド舞踊中は、踊りを真剣に見ながら一緒に全身でリズムをとってノリノリでした♪
いい子にできたね。よかったよかったぁ〜♪
私以外の方が何人か抱っこしてくれようとしますが、息子は完全拒否!ずっとご機嫌でニコニコだった息子の顔が、このあたりから急にこわばってきてしまいます。
息子をなんとかなだめつつ、ハイチーズ☆ インドからいらっしゃった方と一緒に。
特に仲良しのスタッフの、Nさんと。
パーティー中もその後も、色んなスタッフの方が次から次へと息子の遊び相手をしてくれました。息子にとっても楽しい時間になりました。本当に有り難かったです。
※ 息子はパーティーの前まで保育園だったため、オシャレ着ではありません。 …あ、私も普通か。笑
【スタッフの方と一緒に】
スタッフの皆さん、とっても気が利いていたり、すぐに仲良くなれるような良い方が多かったです。お陰で国際平和美術展の開催中は安心して会場で過ごすことができました。
【家族と一緒に】
群馬から両親が 来てくれて、私の出展と息子との2ヶ月ぶりの再開を喜んでくれました。現実派で、普段芸術に触れる習慣の全くない両親に、この不思議な絵の魅力はどのくらい伝わったんだろうか…?と少し考える私。
全力で応援してくれた夫は、残念ながら開催期間中ずっと泊まりがけの仕事で不在。メールで写真を送り、なんとか様子を伝えていました。この絵は、育児を代わってくれるなど夫の協力がなければ完成できませんでした。感謝感謝。
【ご来場の方と一緒に】
やっぱり見に来てくれた方とお話する時が、幸せな時間でした。人のあったかさと、自分の絵の存在価値を感じられる時間。
この経験を通して「私は人に見てもらうために絵を描くんだ!」と、素直に思うことができました。
来てくださったにも関わらず、写真を撮らなかった方も沢山いらっしゃいましたが、お一人お一人のこと、ちゃんと覚えていますよ!本当にどうもありがとうございました〜!!
【おまけ】
最終日、東京はあの豪雨。会場だった東京芸術劇場は壁も天井もガラス張りなので、豪雨の様子が良く見えたのと、ヒョウが降った時には思わず耳を塞ぐくらいのごう音になりました。
こんな時、人間の力なんて本当にちっぽけで、自然には到底勝てないということを、実感しますね。
見に来てくださった方には、ポストカードとクッキーをプレゼントさせていただきました。(今回の絵画のポストカードもこれから作る予定です。)でもそれ以上に差し入れを沢山いただいてしまいました〜。ありがとうございますm{_ _}m
国際平和美術展については以上となります。
自分にとって得るものが大きかったので、本当に出展してよかったと思います。
何事も行動、経験ですね。
これからも、なるべく色んなことに挑戦していきたいです。
今年はこの他にも、画家としてのお仕事がまだまだ続きます。
次の仕事は間もなく 8/5 6に出展する『夏のデザインフェスタ』です。
詳細は、近日中にまたお知らせさせていただきます!(^0^)
今回の美術展にいらっしゃってくれた方がブログの記事にしてくださいました。
是非お読みください☆
♪国際平和美術展でトーマスりかさんの作品が展示されました!|りんごのブログ
池袋の東京芸術劇場で開催されている「国際平和美術展」に行ってきました♪ - 癒しの森 / Baby & Kids Star
国際平和美術展の絵画制作の工程(写真)
さて今日は、国際平和美術展の絵の制作工程について。
昨日の時点では、今日は美術展開催中の写真を色々載せる予定でしたが、
よく人から
「どんな順番でどんなふうに描いていくの?」
「画材は何を使ってるの?」
などと、
制作の工程について質問されることがとても多いのを思い出しました!
制作の途中で写真を時々撮っていたので、
今日は、
それらを解説付きで載せていこうと思います♪
【直感で選んだ紙と額】
絵を描き始める前に、まず紙と額を買いました。(普通は完成した絵に合わせて額を選ぶので、額は最後だと思いますが。)
紙は、何十、何百種類とある紙のサンプルから、紙質や色合い等の詳細は全く見ずに、直感だけで選びました。そこで選ばれたのは、何故か粗目の高級紙。
私が描こうとしていたペン画は、粗い目(表面が凸凹している)の紙よりも細かい目(表面がツルツルしている)の方が合っているはずなのに、何故!?と疑問が。
そして額も、箱に入った状態でズラリと並んだ額の中から、これまた中身は全く見ずに直感だけで選びます。
中を開けて見た瞬間、実は「え〜この額ヤダ!」と思ってしまいました。こういう西洋のお城風(?)の額、もともと私の趣味じゃないし、今回の国際平和展の国外開催地であるインドの雰囲気とも合ってないし…。
でもどうしても紙も額も「これだ!」という感覚がくるので、心配しながらしぶしぶ買ったのです…。
きゃ〜、大きい。そして、重いぃ…。この大きな額を買ったのは、まだまだ寒い冬の時期でした。もうすっっかり過去の思い出です。
【絵専用の机・椅子を購入】
絵のサイズが大きいので、家に元々あった机だと紙全体が乗らずにはみ出てしまい、そうすると紙が折れたりなどトラブルの危険が。なので、ロンドンの展示会の絵を描くときには床で描いていたのですが、長時間かがみながらの体勢は、なかなかきついのです。
そこで今回、思い切って絵のための大きな机と椅子を購入しました!
奥にいるのは我が家の長女(よもぎ)、次女(きなこ)。家ではゲージを開けて開放している時間が多いです。絵を描いている時も時々肩や手に乗ってきて、嬉しそうに私の邪魔をしてました。笑
【ペンを複数本用意】
大きな絵を描く時には1本では足らないので、それぞれ2、3本ずつ用意しておきました。
ペンで描いたと言うと、必ず聞かれるのは「何のペンを使ってるの?」という質問。
答えは、じゃーん!コレ↑です。夢がないかもしれませんが、どこにでもあるごく普通のペンを使っています。黒の細いペンは、いつもこのメーカーの0.38mmです。
実は絵画用の専用のペンもいくつか試したのですが、(私が素人のせいか)高い割に普通のペンとの違いがいまいち分からなかったりで、結局一番描きやすい普通のペンに戻りました。
【ペンで描いていく】
中心から少しずつ。頭の中に浮かんで来る線や模様を、1つ1つ紙に描き出していきます。
粗目の紙なので、慎重に描いているつもりでも、どうしても線が歪んでしまいとても描きにくかった…。でもそのお陰で、歪みを利用した新しい模様がいくつも生まれたのと、手で描いたならではの自然な歪みのある線になったので、今は粗目で良かったと思っています。
中心部をここまで描いた段階で、その外側には何を描いていったら良いのか…、頭に浮かんで来る映像がこのときはどうも鮮明ではなく、試しに手に持った鉛筆を自動で動かしてみました。この写真ではその鉛筆の線が、ペンの絵の周りにうっすら描かれていますね。
不思議ですが、この絵は私の頭が考えてたのではなく、確実に「見えない誰かに描かされている」と感じています。
自動で描いた鉛筆の線の跡を見て、きっと花びらだ!とわかりました。ペンできれいに上描きしていきます。ここまで描くと、絵から何やら独特の強いエネルギーを感じるようになりました。
ここまで描き終えた後、そのさらに外側についても自動で鉛筆を動かし、形を捉えていきます。
何やら不思議な形が出来上がってきました。不気味な絵にはしたくないのに…と、けっこう不安になってきた頃です。でも、絵から感じるエネルギーはどんどん増してきているので、誰かのイメージ通りにはちゃんと描けてるんだろうな〜と思いながら。
この後は、頭に浮かぶ映像通り斜めに伸びる黒い形も追加していきました。かなり怪しい絵になってしまいそうで、人に見せられる作品にならなかったらどうしよう…と、ここでもかなり怖い気持ちで描き進めたのでした。
そう、私が絵を描いている間って、けっこうこんなふうに不安になることも多いのです。自分との戦いでもあります。
【色を塗っていく】
色は、「この色だ!」と色がパッと頭に浮かんできた部分から、場所や順序は決めずに少しずつ塗っていきます。画材は色鉛筆とアクリル絵の具を使いました。
背景が藍色…?合うかなぁ…??これも恐る恐るでした。
完成〜〜!!!
背景の色全体を深めると、絵が際立って見えるようになり、全体にもまとまりが出ました。
そして意外にも、最初にあんなに嫌だった額とこの絵がピッタリ合うことに気付きます。
仕上げは、これまた直感だけで選んだ藍色のマット紙と一緒に額におさめ、そうして全てが完成です!
梱包して美術展を主催する会社に配送したら、あとは開催日を待つのみ!ドキドキドキ…
工程についてはこんな感じです。
なんとな〜く、お分かりいただけましたか?
次回は、いよいよ国際平和美術展開催中の写真を載せていきますね (^.^) ♪
国際平和美術展を終えて、得たもの
他の仕事や育児家事の合間の時間を使って約1ヶ月程かけてやっと完成した絵ですが、
そこで終わりという気持ちには、
ほとんどなりませんでした。
美術展の会期を終えて、
やっと今、
本当の終わりがきたぁぁ〜\(^0^)/という気持ちでいます。
今回の美術展を終え、
私が一番大きく得たもの。
それは、
「画家としての活動をこれからも続けていける自信」
でした。
その自信というのは自分の作品が人の作品より優れているという自信とは違います。
(特に芸術作品を評価する時には見る人の好みがかなり影響するので、
本気で作られた作品の中であれば、
特別な優劣はないのではないかと私は考えています。)
美術展開催前、
正直自分のこの独特な絵の世界観が人々に受け入れられるかと、
少し心配がありました。
私の絵って、
時々ちょっと近付き難いような独特な雰囲気、
ありますよね。
皆さんも、
正直そう思うでしょ…??
うん、
私もそう思う!笑
画家なんて、
ただでさえなかなか収入に繋がりにくい仕事。
それが人々に受け入れられないのであれば、
家でひっそりと、
趣味としてただ描いていればいいわけで。
わざわざ画家と名乗って、
お金までかけて(どんな展示会も出展するためには多かれ少なかれお金がかかることがほとんどです)展示会に出展するのは、
特別な目立ちたがり屋さんでもなければ必要ないことかもしれません。
そんなモヤモヤ。
活動を始める前からずっとどこかに持ち続けていました。
それが今回の美術展の経験で、
やっと払拭された気がします。
自分の絵が多くの人に受け入れられられている実感を得たことで、
「あぁ、私はこのまま画家としての活動を続けてもいいんだ。」
と初めて素直に思えるようになったのです。
もう一つは、
やはり芸術でも何でも表現することは、
見てくれる人がいて初めて成り立つものだということを、
はっきり感じられたことです。
面識があるないに関わらず、
来場して下さった方々との心の触れ合いを通して、
私は単に絵が好きだからではなく、
見てくれる人の為に絵を描きたいんだ。
画家としての活動を始めたばかりの頃より、
はっきりとそう思えるようになったことが、
大きな収穫でした。
私は画家としての活動を始めてからは、
まだ2年と経験が浅く、
絵を描く頻度もまだまだ少なすぎるという自覚があります。
なので正直あまり自信がないところが沢山ありました。
でも今回の美術展の開催中は意外にも、
私の絵の前で興味深そうに立ち止まって見てくれている人の姿を時々見かけたり。
また予想以上に多くの方々から高評価をいただけたのです。
会場で知らない方からも声を掛けていただいたり、
後で問い合わせをいただいたり、
アンケートでも「印象に残った作品」という欄に私の作品の名前を挙げてくださる方がとても多かったとのこと。
なんとなんと…!
とても驚いていますが、やっぱり嬉しいですね〜〜!!
では明日、
美術展開催中の色々な写真を載せていきます♪
来場してくださった方の楽しみと感動が半減しないようにと、
今まで一部しかお見せしかしていなかった絵の全体像も、
やっとお披露目させていただきます!
(私自身が事前に見てしまうと感動が半減してしまうタイプなのであえてそうしました。
皆様にとって意味があったかなかったかわかりませんが。笑)
では、またアシタ♪
ヒーリング中に視えたBさんの驚いた顔と、チャネリングメッセージ
先日スピリットヒーリングした2人目の女性、
Bさん(イニシャルではありません)。
あなたの中には、
光と闇があります。
その光を広げるために、
今のうちに闇の愚かさを痛い程知るのです。
人の心にあるその闇の1つ1つは大したものではありませんが、
もしもそれが集まれば、
大きな悪い事態を引き起こします。
あなたは世界がそうならないよう、
人々へ働きかけていく役目があります。
あなたの心の中にある光をいっぱいに広げ、
その闇の広がりを食い止めるのです。
ちょっと、、精進します。
帰り道に偶然起こった出来事や、
白くて細くて可愛らしいお嬢さんでしたけど、
***************
「スピリットヒーリング」やその他のメニュー、ご予約は、こちらのHPをご覧下さい☆
エネルギーと心のセラピスト トーマスりか
7/15〜18 国際平和美術展への出展のお知らせ
セラピストのHPを公開いたしました!
大変長らくお待たせしましていましたが、
HPをやっと公開することができました!
私の場合は多分メニューが多いのと、
メニューの種類も色々でそれぞれがどんな内容なのか、
説明がまとまっているものがないとお客様に分かりにくいな〜と、
しばらくHPの必要性を感じていました。
それがなんとか、
決して平坦ではない道のりを経て完成です!
お客様にも私がどんな人なのか、
何ができる人なのか、
今までよりきっと分かりやすくなったと思います。
何かセッションを受けることを検討されている方、
トーマスりか の汗と涙の結晶を見てあげようじゃないか!
という方は、
ぜひこちらのHPをご覧ください☆
HP作りでは、
沢山の大事な気付きと、
自分の大きな成長がありました。
私は何のためにセラピストの仕事をしていて、
どこを目指そうとしているのか。
自分にはどんな能力があって、
どこまでをお客様にサービスとして提供できるのか。
という、
まずは自分の洗い出し作業。
それから素人意識から「プロ意識」へ転換させるための、
ある意味強硬手段ともなりました。
もちろん今までも遊びでやってきたわけではありませんが、
セラピストとして仕事を始めて約1年。
今までは友人・知人やそこからの紹介のお客様の割合が多かったのですが、
HPを作ったら、
恐らくお客様になる人の範囲はより広がっていくだろう。
これから、
この仕事がもっと本格的に広がっていく。
その覚悟が今の自分にあるのか。
そこにも、
かなりのエネルギーを使った気がします。
(もちろん今は、その覚悟ができました!)
もう1つは単純に、
HP作りはとても時間と労力のかかることだということが、
本当によく分かりました。
今振り返れば、
最初は、
ちょっと努力すればればできるはず!
なんてどこかブログの延長のようなイメージで考えていた気がしますが、
全然そんなことなかった…!
かなり甘く見ていたと、
今思い出すとそんな自分が恥ずかしくなります。
(意外に思われますが)元々コツコツと継続することが苦手な私が、
今回は珍しくほぼ毎日、
昼間時間が取れない時は夜な夜な、
何かに突き動かされるかのように黙々とHP作りを進めてきました。
他の仕事や育児でなかなかまとまった時間がとれない。
でも考えること、
やる作業は膨大。
まずはプロフィール写真を撮りに行き、
ブログとはちょっと質の違う慣れない文章を書き、
載せる写真1枚1枚を選ぶにも時間はかかるし、
デザインもあれこれすごく悩むし、
表面に見えているページの他にも設定するものは沢山あるし、
料金も少し変更して…。
終わりそうで終わらない…。
何度もため息をつきながらの本当にもどかしい数ヶ月間でした。
そしてちょっと裏話ですが、
もうすぐで完成間近!
という時期が確か5月頃に一度あったのですが、
どうしても完全には気に入ることができず、
結局1から全部作り直したたなんていうことも…。
HPは本当に根気が必要な作業で、
自分で作らずプロにおまかせしてしまう人の気持ちが、
よぉ〜くよぉ〜く分かりました。
時間と労力をそこまでかけられない方は、
やっぱりお金をかけてでも、
プロに頼むのがきっといいですね!
でもまぁ、
ひとまず完成してよかったです!♪
HPの中には自分が大切にしている想いも、
ちゃんと書くことができました。
元々スピリチュアルにはそんなに興味ないけど、
りかさんのセッションだったら受けてみたいなぁと、
これを読んでそんなふうに思っていただけたら嬉しいなぁ(^^)
あ、
お店の名前はまだ公表したことがなかったですが、
「魂のあとりえ」と言います。
名前の由来はHPをご覧下さい。
では、これからもよろしくお願いします☆
因みにご存知の方もいらっしゃるはずですが、画家のHPはこちらです。
まだ掲載していない最近の絵がいくつかあるので、後で追加していきまーす☆
ヒーリング中に現れた2匹の龍
私が今一番面白いと思っているのは、
ヒーリングです。
私の行うスピリットヒーリングは、
同じ例は1つもなく、
毎回新しい感動と驚きがあります。
毎回繋がる相手(スピリット)も、
方法も、
捉える内容も、
途中でいらっしゃるお客様(見えない存在)もそれぞれ異なります。
またエネルギーを補充したり整えるだけでなく、
浄化力が強いのも特徴で、
抑圧された無意識に眠った感情なども、
このヒーリングによってある程度浄化することができると感じています。
…と言ってもどういうことなのか、
きっと通じないだろうなぁと思うので、
これから3回に渡り、
先日行った3人の方へのヒーリングの様子を、
簡単に書いてみようと思います(^ ^)
先日は久しぶりに1日中サロンにこもり、
朝から晩まで対面セッションが続いたのでした♪
☆ スピリットヒーリングについての過去記事はこちら⇩☆
最高レベルのヒーリング「スピリットヒーリング」を知っていますか? - タマシイの鼓動
********************
まず一人目の方はAさん(このアルファベットは名前と関係ありません)、
女性の方です。
この方は今回私のヒーリングを受けるのは2回目でした。
前回3週間前のヒーリング時には、
始めた途端、
長年押し込めてきたであろう感情がドッと溢れ出てきて、
私も涙ぐむくらいの大きな悲しみが私の体を導管にして天と地中に放たれていきました。
とにかくヒーリング中、
ひたすら浄化浄化浄化…の1時間。
繋がる相手は目には見えないスピリットなわけですが、
そのエネルギーの質と私の中に入ってくる感情から、
毎回その繋がる相手は違うと感じています。
その時繋った相手は、
とても男性的で勢いある力強いエネルギーでした。
ヒーリング中、
私の心の中には、
別人格である男性の意識が4割くらいの割合で私の意識と同時に存在しているという、
不思議な状態。
(でももちろん私の意識はあって、
時々お客様に状況説明をしたり会話して笑ったりしていますよ。
終始和やかに進みますのでご心配なく〜♪)
その浄化三昧のヒーリングの翌日には、
「久しぶりに至福感いっぱいで過ごせました!」
とのメールをいただき、
私も安心したのでした。
そして2度目の今回。
ヒーリング前の準備でスピリットと繋がり始めたところで私がまず驚きました。
なんとなく、
繋がっている相手は…天使。
とても女性的で優しく柔らかな、
癒しのエネルギー。
今までも天使と繋がっているなと感じることはありましたが、
ここまで洗練された感じのエネルギーは初めてでした。
そのエネルギーには全く淀みがなく崇高で、
美しく舞うようにヒーリングが始まっていきます。
安定した穏やかな幸福感とその微笑み(実際私の顔も微笑んでいました)は、
ヒーリングしている私まで癒されるようでした。
そして天使は、
始まって間もなく、
お客様にエネルギーを注ぎながら言います。
「頑張ったね。
頑張ったね。
本当によくここまで頑張ってきたね…。」
と。
私もAさんも、
じぃぃ〜〜ん。
その後は、
前回の時と違い押し込められた感情はもうほとんど感じませんでしたが、
肩や首の辺りに人からもらったであろう負のエネルギーがたまっているのを感じ、
それを次々と浄化していきました。
浄化の仕方まで、
なんともお上品で美しかったです♡
そしてAさんの左側に進むとしゃがみ込み、
床の近くに触れると、
あら…?
何かの存在を感じます。
最近は時々ヒーリング中にお見かけするようになったので特別驚きませんでしたが、
それはAさんの龍の尾でした。
ヒーリング中は、
龍の尾の先だけが何故か床からひょこっと出てきて、
お客様だけでなくその龍のヒーリングまで一緒にさせられることが時々あるんです。
その時も、
龍の尾を根元側から尾の先端の方に向け、
両手で優しく包みながら撫で、
ヒーリングをしていきます。
まるで我が子のように愛を込め、
優しく、
優しく。
ヒーリングが進むにつれて、
その尾はだんだん私の方へ近づくかのようにさらに床から出てきました。
私のこと押し倒さないでよ〜なんて思いながら。
すると、
あれ…??
今度はちょっと不思議なことが起こりました。
とぐろを巻いている感じはない。
でも、
尾か胴体が上下に二つ重なってあるように触れる…。
それに、
なんだか今触れているのは、
さっきまでの龍とは違った、
なんとも優しい柔らかなエネルギー。
へぇ〜、
龍でもこういう柔らかなエネルギーの龍もいるんだなぁ。
Aさんが優しい人だからかな?
それともヒーリングされて気持ちが緩んだのかな?
なんて思っていましたが。
でも龍へのヒーリングは終わることなくその後もしばらく続き。
途中龍がため込んでいたであろう世界への悲しみの感情が私の体を通じ、
天へと放たれていきます。
とても、
深い悲しみ。
浄化が終わると、
私の手は(私の意思ではありません)、
その龍を優しく、
でもやや強引に床の下から引っ張り出しました。
すると、
ポーンと宙に飛ばしてしまいました。
あれあれっ!?
Aさんの龍を取ってしまった…。
えっ、
なんでなんでっ???
私もAさんも一瞬焦りましたが、
間もなく私の手がもう一度さっきの床の方へと伸びていきます。
すると、
あ、
いましたいました〜!
ちゃんと、
Aさんの龍はここに残ってくれていました。
「ヒーリングしてほしかった龍が、
途中でここへ舞い込んで来たんだよ。」
どこからかそんな言葉を感じました。
(そんなことあるんだ!と驚く。笑)
よかった、
よかった!
Aさんの龍はちゃんとここにいてくれました。
Aさんの龍は、
優しいというよりは、
安定していて着実に物事をこなすしっかり者という印象の龍さんです。
すると龍は
「まだしばらくここで休んでる。」
と。
その後、
龍はAさんの体の下へと戻されていきました。
龍は、
その人が魂のまま生き始めた時に初めて覚醒して動き出すんだそうですよ。
その時が来るまでじぃっとそばで待ってくれているんだそうです。
ヒーリングの後は、
そんなことをAさんに伝えながら、
未来への希望を一緒に話しましたとさ☆
(^^)次回はお2人目、Bさんのお話 デス。
一番簡単なヒーリングは「肌に触れる」こと
(60分)9000円 (90分)13000円
最高レベルのヒーリング「スピリットヒーリング」を知っていますか?
「インナーチャイルド & 前世セラピー」の内容一部変更 ☆「ヒーラー養成講座」始めます
今日はまず、
「インナーチャイルド & 前世セラピー」の内容を一部変更することについてのお知らせです。
意識の限界と、無意識の可能性(3)〜 わずか30分のインナーチャイルドセラピーで私に起こった変化 〜
尊敬するK先生のカウンセリングを受けても、
何も変わらなかった…。
意識の限界と、無意識の可能性 (2) 〜 カウンセリングの限界を知ったあの時 〜
次に長期間カウンセリングを受けたのは、
結婚してからのことでした。
(因みに夫と結婚したのは、約7年前のことです。)
夫のとの結婚生活に幸せを感じていたものの、
将来については今ひとつ自信がもてない状態が続いていました。
「今は大丈夫。でもいつか死んでしまうかもしれない」
そんな漠然とした不安が、
大分薄れてはきたものの、
でもゼロにはならない。
そして結婚してから自然と考える、
子どものこと。
でもその度に、
今は絶対に作れない。
作ってはいけない!
と思っていました。
理由は、
子どもを心から愛せない不安があったから。
子どもは大好き。
赤ちゃんも大好き。
看護師の経験も小児科と産婦人科。
学生時代看護師と保健師の勉強をしてきた時も、
いつも母子に関わる分野を選んで実習や研究をしてきたくらいです。
だけど、
自分の子どもとなると違う。
いつでも心から愛せる自信がない。
もしかしたら、
虐待してしまったりする可能性はないだろうか…。
そんな不安が1%もある以上、
子どもを傷つけないために絶対に作ってはいけない!
そう固く決めてました。
もちろん問題は、
子どものことだけではありません。
その頃の看護師の仕事は、
仕事内容も人間関係もなかなかきつく、
表面上うまくやってもいて心の中はすっかり周りに振り回され、
いつも疲弊していました。
そんな時期だったからなおさらかもしれませんが、
夫やごく限られた友人以外の人とは、
まだなかなか心を許して付き合うことができない。
それに心のどこかには、
まだポッカリと空いた穴と、
消化しきれていない幼少期からの感情がザワつくのも感じます。
そんな時に思い出したのは、
学生時代に受けていたカウンセリングでした。
自分なりに調べた結果辿り着いたのは、
カウンセリングが充実していることを売りにしていた心療内科。
「今は特に心の不調はありませんが、カウンセリングだけを希望しています。受けることはできますか?」
事前の電話でも受付でも「心の不調はない」と何度も言ってるのに、
かなりの長時間待たされた後、
精神の状態を調べるためのテストを細かく受けさせられ、
結果を聞くまでにまたさらに待たされました。
で、
結果、
『異常なし』。(←だから最初から言ってるじゃーん。ムッ)
と、
ここまではまだよかったのですが、
その後言い渡されたのは…
「異常がないのでカウンセリングは受けられません。」
ええーーーーっ!!!
今考えれば心療内科は心の不調のある人だけを対象にする所。
だから当たり前だと分かるのですが、
その時は事前に電話で問い合わせしてたのに…と、
とてもショックでした。
心療内科の先生は結局、
少し悩んだ後で精神病の診断がなくても通えるカウンセラーさんを紹介してくれました。
それが偶然、
なんと大学で一番尊敬していた心理学のK先生!!
あのスゴイK先生にお世話になったら、
なんとかなるに違いない…!
何もしてもらえずガッカリでしたが、
最後にK先生を紹介してもらえただけで、
もう救われる思いでした。
そこから半年以上、
週1回程のペースでK先生の所へカウンセリングに通いました。
……が、
なんと!!!
何も変わらなかったのです。
最初のうちはまだまだ回数が足りないんだと、
頑張って根気よく通い続けました。
でも1回毎に何か新しい気付きがあったり気持ちが軽くなる訳でもなく、
ただ淡々とカウンセリングの時間は過ぎていきました。
(K先生と2人で話せてることは嬉しかったですが♡)
K先生も話を真剣に聴いてはくれて、
「それでよく今まで死ななかったねー!」なんて驚きながら共感してくれたりもしました。
でも、
意識にある範囲内での過去の出来事や心の整理は、
大学生の頃からもうさんざんやってきていました。
カウンセリング中は今まで自分が気付いたことをただ並べて報告するだけ。
K先生が伝えてくれるコメントも、
どれも自分の中ではもう知っていたり考えていたことばかり。
半年程経ち、
過去についてはもうほとんど話し終え、
何も変わらないのにこれ以上どうすればいいだろう…
と路頭に迷いそうになっていた頃。
とうとう先生の方からカウンセリングを終える時期だと告げられました。
あぁ、
ついに言われてしまった…!
その時の気持ちと言ったら、
何かをやり遂げた達成感とは全く逆の境地でした。
こんなにも頑張ったのに、
あのK先生だったのに、
何も変えられなかった…。
心療内科でも「異常なし」、
カウンセリングでも収穫なし。
時間とお金だけが無駄に消えていった気がしました。
え、
じゃあこの心の中のザワつきは何?
自分の子どもを愛せないかもしれないっていうこの大きな不安は何?
誰にも解決できない難しいことなんだろうか…。
私の心の中は何が起こっているんだろう…。
それから一時期は、
もう解決する手段は何もないんだと落ち込んでいました。
けれどもそれから間もなくして、
偶然知ったある方法によって、
ついに自分に大きな変化が起き始めたのです!
(続く)
意識の限界と、無意識の可能性 (1) 〜 いつか死ぬかもしれなかった私が、心理学とカウンセリングに救われた話 〜
「意識の範囲内での癒しには限界がある。」